賃貸経営・相続対策の実践。本質。

読むだけで絶対に騙されない。不動産知識。

【不動産投資実践1】需要と供給バランスを確認する

こんにんちは。
ヒップホームです。
 
賃料査定をするために実際に私が行っていることを
お伝えしていきます。
 
私の場合、まずは対象物件の
物件の探している人がどのくらいいるのか「需要」
物件が実際にどのくらい空室なのか「供給」
このバランスがどうなっているのかを確認します。
 
そのために見ているサイトは
LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)が
提供するサイト「見える!賃貸経営」を使います。
 
無題1.png
 
無料で誰でも使えるサイトなのに
すごく良い情報が載っているので
賃料査定をする際は非常に参考になる
材料のひとつです。
 
不動産投資家さんや不動産業界の人ならば
このサイトなんか知ってるよ。という方は
もしかすると多いんじゃないかなと思います。
 
ただ、サイトのことは知っていても、
データを眺めている人と、
データを読み取れる人には
大きな差があります。
 
なので、今回はまずはこのサイトの見方から
お話していこうと思います。
 
無題3.png
 
まずは県の空室率です。
隣の県同士で比較した時の県の空室を確認します。
 
無題2.png
 
例えば東京都内にある物件を例にしてみてみましょう。
一都三県のなかで一番空室率が低いです。
その次に神奈川県、埼玉県、千葉県の順です。
 
そして東京都内の大田区にある物件だったら
さらに隣接した地区の空室率を確認します。
 
無題4.png
 
大田区(17.4%)は目黒区(28.2%)に比べると
空室率が低いことが分かります。
 
ただ、東京都全体の空室率が14.5%ですから、
東京都内から考えると、
大田区って空室率が高いんだなーってことは
忘れてはいけない点です。
 
あと、全体の物件数が
他の地域よりも多いので、
間取りや築年数や駅距離によっては
空室率に差があるんじゃないかと考える必要が
ありますよね?
 
次に間取り別の需要供給の割合を見ます。
無題5.png
 
このグラフで左にある円グラフが
入居希望者の検索条件の割合です。
これが「需要」になります。
 
 
右のグラフが掲載されている物件の状況です。
これが「供給」です。
 
左のグラフで見てみると
薄い青の部分ワンルーム1K1DKの需要が一番高くなっています。
ここでハウスメーカーなどには単身者の数が多いという
需要のデータだけ見せる場合もあります。
そうすると、
「おーこんなに需要があるんだったらいけるね!」
と思うと思うんですけど、
 
実は供給の方が上回っていて、
ワンルーム物件は
結構空いていて、
競合がいっぱいいますよ。」
 
と言われるとガン萎えしますよね。
 
そうならないために、
需要だけでなく、供給もしっかり確認していきましょう!
 
間取り以外にも、駅からの距離、築年数などの需要と供給の
バランスが分かりますので是非サイトをご確認ください!
 
今日は需要と供給バランスについて
お話いたしました。
 
今日お話しした内容は賃料を査定するための
ひとつの材料にすぎません。
他にどんなサイトがあるのかは、また後ほど。
 
ありがとうございました!